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同じに見えるアクリルとガラスはどう違う?性質や用途をご紹介

同じに見えるアクリルとガラスはどう違う?性質や用途をご紹介

 

見た目が似ているガラスとアクリル。実は性能も使用用途も全然違うのです!スマートフォンの画面、本当にガラスだと思いますか?実際はアクリル、いやいや、ポリカーボネートかもしれません。「ガラス」だと思っていたものが実は「ガラス色のアクリル」だった…なんてこともないとは言い切れません。

 

ガラスとアクリルは傷のつきにくさが全く違うため、取り扱いには要注意です!これを読んで、ガラス、アクリル、ポリカーボネートの違いを知り、見分けがつくようになりましょう。

 

 

アクリルとガラスはこう違う

では、アクリルとガラスの違いをまとめて見てみましょう。

 

アクリルは、透明性の高い合成樹脂のことです。メリットとして、「ガラスに比べて割れにくい」、「加工がしやすい」、「軽い」という点があります。デメリットとして、「熱に弱い」、「硬度が低く傷が付きやすい」という点があります。

 

こうした、ガラスと同等の透明度と優れた耐久性・加工性により、室内の建具や店舗の外装など透明度が求められるものに利用されることが多いのです。しかし、温度変化の激しい場所や特に高温になりやすい箇所での使用は控えるべきでしょう。

 

ガラスは、ケイ酸塩の化合物のことです。メリットとして、「透明度が高い」、「硬度が高く傷がつきにくい」、「耐熱性がある」、「劣化しにくい」という点があります。デメリットとして、「一般的なガラスは割れやすい」、「加工がにしくい」、「重い」という点があります。

 

このように、雨風や太陽光で劣化することがほとんどなく、温度による変化もないため、窓など耐久性が求められるものとしての利用が適しています。逆に、複雑な加工が必要な部位や安全性が特に求められる箇所での利用には向いていません。

 

似ているけれど本当は違うアクリルとポリカーボネート

似ているけれど本当は違うアクリルとポリカーボネート

 

ポリカーボネートは、熱可塑性プラスチックの一種です。メリットとして、「非常に割れにくい」、「燃えにくく安全」、「紫外線に強い」、「加工しやすい」、「軽い」という点があります。デメリットとして、「アクリルより傷がつきにくい」「アルカリ剤、溶剤で劣化する」、「高温高湿の環境に弱い」という点があります。

 

ポリカーボネートは「エンジニアリングプラスチック」と呼ばれる、特に強度と耐熱性、耐久性に優れたプラスチック類の中においても高い物性を持つ材料です。家電製品やカメラなどさまざまな電機の部品として用いられるだけでなく、スマートフォンのボディとして利用される例もあります。

 

有機ガラスの金字塔として名高い「アクリル」と「ポリカーボネート」ですが、この二つの間には数々の違いがあるのです。アクリルは、耐衝撃性がガラスの10倍から16倍でしたが、ポリカーボネートの耐衝撃性は、そんなアクリルの約50倍。プラスチック素材の中でも耐衝撃性は群を抜いています。透明性についても、アクリルにはやや劣るもののガラスに等しいほどの光透過率を誇ります。

 

「ガラス色のアクリル」と「透明のアクリル」

どちらもアクリルなので材質や性質は同じですが見た目が異なります。本物のガラスは「青緑」のような色味をしているため、「ガラス色のアクリル」では、アクリル素材でも色を寄せるだけでよりガラスに近い雰囲気を演出することを可能にしているのです。一方、「透明のアクリル」は、染色されておらず、光の色をそのまま通します。

 

「ガラス色のアクリル」は、「ガラスに見えるアクリル」と言い換えることもできるでしょう。「割れないガラス」とも比喩されることがあります。割れないガラスとは、つまり、アクリルにガラス特有の青みを加えることでガラスのように見せかけたアクリルということです。ガラスを使いたいけれど、安全面や衝撃性に不安があるというときに重宝される素材でもあります。

 

ただ、ガラスよりも硬度が劣るため、ガラスに対する方法と同じやり方で手入れしてしまうと傷をつけてしまうことがあります。本当に「割れにくく丈夫なガラス」を求めているのであれば「強化ガラス」の方がよいでしょう。

 

アクリルガラスの正体

アクリルガラスの正体

 

アクリルガラスは、有機ガラスの一種です。アクリル樹脂の中でも「ポリメタクリル酸メチル樹脂」からなる物質のことを指し、主に透明個体材のことを呼びます。擦ると特有の匂いを発することから「匂いガラス」と呼ばれたこともありました。

 

その特徴は、なんといっても性能の良さ。高い透明性・耐衝撃耐性、熱可逆形成の高さ、着色の容易性から、無機ガラスの代用品として、建築、乗り物などの窓材、照明器具のカバー、道路標識、日用品、事務用品、工芸品、腕時計の風防など幅広く利用されています。

 

現在では、主に「水族館の水槽」として使用されているのを目にすることができます。昔は強化ガラスが使われていたそうですが、アクリルガラスはガラスの重量の約半分です。そのため、接着や熱処理といった機械加工の工程が比較的容易におこなうことができます。

 

また、紫外線に強く劣化しにくいことから、十数年使用し続けられる点、透明度が低下しにくい点が見込まれたのでしょう。アクリルガラスの耐久性はガラスの約10倍から15倍とも言われています。衝撃に強く、割れる心配がないというのは、高い水圧に耐えなければならない水槽として大変魅力的です。

 

そのうえ、ガラスに起こりがちな接続部分のシリコンの劣化による水漏れの心配もしなくていいのであれば、アクリルガラスが水槽に起用されたのは当然だったとも言えるでしょう。

 

そのほか、ガソリンスタンドの大型看板やバスタブ、自動車のウインカー、ブレーキランプ、蛍光灯のカバーや照明器具などにもよく使用されています。

 

こんな場所にはアクリルガラス

以上の優れた特徴から、アクリルガラスはさまざまな分野で利用されています。日用品系で言えば、ボールペンやコップ、生活品系で言えば、照明器具、浴槽、洋式トイレ。ほかにも光学レンズや巨大水槽など、使用例の枚挙にいとまがありません。

 

特に、「人通りの多い場所」、「子供がよくいる場所やよく使うもの」、「持ち運びが多い」のであれば、ガラスよりアクリルが使用されていることが多いでしょう。また、固形物として成形される以外にも、絵の具や接着剤、染料などにも使用されています。

 

有機ガラスとしての性能自体だけでも高性能でありますが、さらに材料の掛け合わせによって更なる進化を遂げています。異なる素材によるコーティングや重合が施されることで、高機能素材としてまた一段と活躍の場が広がっているようです。

 

まとめ

アクリルとガラスの違いは分かっていただけたでしょうか。一見、アクリルとガラスは似たように見えていても、その用途や性質は異なっているのだということを知っていただけたと思います。ガラスは窓として生活になじみがありますが、アクリルはその加工性の高さからさまざまな場所で見かけられます。

 

使用環境によっては甲にも乙にもなる三者ですが、ガラス、アクリル、ポリカーボネート、種類をうっかり見誤ってタオルで拭いたらたくさんの傷が…なんてことは避けたいものです。もし、ガラスかアクリルかどちらがいいのか迷った際にはプロに相談してみるのも一つかもしれません。

 

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