即解決!網入りガラスの熱割れの仕組み&誰でもできる3つの予防策

網入りガラス

「網入りガラスが熱割れしてヒビが入った!」

「熱割れはどう対処すればいいの?」

網入りガラスの熱割れは、ヒビに補修用テープを貼ったり、段ボールを敷いた上からテープを貼り付けたりして、応急処置しましょう!

そして、賃貸住宅にお住まいなら大家さんや管理会社に、持ち家ならガラス業者に早めに相談しましょう。

熱割れのヒビは放置すると広がり、ガラスの強度も落ちてしまいます。

そうなると、わずかな衝撃でもガラスが割れてケガをするおそれがあります。

当記事では、熱割れの仕組みや原因を解説するとともに、熱割れしたときの対処法や再発を防ぐ対策法も解説します。

具体的には以下のとおりです。

この記事のポイント
  • 熱割れと衝撃による割れはヒビの入り方が違う
  • 網入りガラスは構造上熱割れしやすい
  • 熱割れ対策の基本は温度差をなくすこと

当記事を読めば、熱割れしたガラスの応急処置から再発を防ぐ方法までわかります。

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目次

網入りガラスは熱割れを起こしやすい

網入りガラスはワイヤーの入ったガラスで、熱に強い特徴があります。

火災でガラスがヒビが入っても、ワイヤーのおかげで一気に割れることはありません。

そのため、窓から炎が吹き出して他の場所や近所に延焼する、といった事態を防げます。

しかし、網入りガラスはガラスの中では熱割れを起こしやすい種類です。

以下で、その理由を解説していきます。

そもそも熱割れってどんな現象?

熱割れを簡単にいうと、直射日光などで温められたガラスと、温度が変わらないサッシに温度差が生まれ、温度差にガラスが耐えきれなくなってヒビが入る現象です。

よく冷やしたコップに熱湯を入れたら割れるのと同じ原理です。

もっと詳しく解説すると、ガラスには熱が加わると膨張する性質があります。

通常はガラス全体が均等に膨張し、そのうち元に戻るので、割れることはありません。

しかし、窓ガラスとして使用されているガラスはサッシに囲まれています。

サッシは熱が加わっても膨張しないので、直射日光のあたるガラスとは膨張する度合いに差が生まれます。

その差が大きくなると、ガラスが膨張に耐えられず割れてしまうのです。

【図式化した熱割れの原理】

窓ガラス_熱割れ

ちなみに、熱割れと衝撃による割れはヒビの入り方が違います。

熱割れしたガラスは窓の端から辺に対して垂直にヒビが入りますが、ものがぶつかって割れたガラスはぶつかった場所から放射線状にヒビが入ります。

熱割れか別の原因かはヒビの入り方で見分けましょう。

衝撃によるヒビ熱割れによるヒビ
放射状のヒビ割れ熱割れ

網入りガラスが熱割れしやすい原因

網入りガラスの熱割れが起きやすい理由は2つあります。

ひとつは衝撃による強度が低いことです。

以下の実験動画を見るとわかりますが、網入りガラスは普通の透明ガラスと同じくらいの強度しかありません。

そのため、ガラスが膨張してヒビ(衝撃)が入ると耐えられず、すぐに割れてしまいます。

【透明ガラスと網入りガラスの強度を比べた実験動画】

しかし網入りガラスは法令で、火災の危険性が高い店舗や、火災被害が大きくなりやすい地域の住宅に設置が義務付けられています。

建築基準法:第六十一条
防火地域又は準防火地域内にある建築物は、その外壁の開口部で延焼のおそれのある部分に防火戸その他の政令で定める防火設備を設け、かつ、壁、柱、床その他の建築物の部分及び当該防火設備を通常の火災による周囲への延焼を防止するためにこれらに必要とされる性能に関して防火地域及び準防火地域の別並びに建築物の規模に応じて政令で定める技術的基準に適合するもので、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものとしなければならない。ただし、門又は塀で、高さ二メートル以下のもの又は準防火地域内にある建築物(木造建築物等を除く。)に附属するものについては、この限りでない。

引用:e-GOV法令検索

「矛盾してるのでは?」と思うかもしれませんが、その理由は熱や衝撃に強いからではなく、火災でヒビが入っても一気に割れないからです。

冒頭で触れたとおり、一気に割れないことで炎が吹き出しにくくなり、近隣への延焼を防げます。

網入りガラスの割れ方を検証した動画をご覧ください。

2つ目は金属のワイヤーが熱で温まりやすいことです。

他のガラスよりもワイヤー周辺に熱がこもりやすい構造なため、サッシとの温度差も大きくなって熱割れしやすくなります。

熱割れしやすいその他のガラスの種類

網入りガラス以外で、熱割れしやすいガラスの種類をご紹介します。

熱割れは自然現象なので、大きな温度差が生じればどんなガラスでも起こるおそれがあります。

・厚みのあるガラス
厚みのあるガラスは、ガラスの成分が同じでも場所によって温度差が出やすくなるため、熱割れが起こりやすくなります。

・熱線吸収・熱反射ガラス
金属を含んだガラスのことで、その金属が熱を吸収したり反射したりすることによって、室内に熱を伝えにくくする働きをしています。

内部に含まれている金属は熱の影響を受けやすく、それによってガラスの温度が高くなるので熱割れを起こしやすくなります。

参考:窓ガラスフィルム施工 DAZZLE WORKS-ダズルワークス-

もし熱割れしてしまったら?

ガラスが熱割れしてヒビが入ったらとりあえず応急処置しましょう。

ガムテープをヒビに合わせて貼るか、ヒビが大きい場合は段ボールを被せた上からテープを貼って固定しましょう。

そして、賃貸住宅にお住まいなら大家さんや管理会社に、持ち家ならガラス業者に早めに相談しましょう。

賃貸住宅でのガラストラブルによる費用負担の詳細は「知らなきゃ損!賃貸住宅でのガラストラブル」をご覧ください。

いずれにせよ、熱割れによるヒビを放置するとガラスの強度が落ちて、わずかな衝撃でも大きく割れやすくなるので、応急処置をしたら迅速に対処することが大切です。

「どのような業者に依頼したらよいのかわからない」

そんな方は、当サイト「ガラス110番」にお問い合わせください。

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ガラスが熱割れを起こす要因

ガラスの熱割れの原因は大きく4つあります。

  1. 部分的に日陰ができている
  2. カーテンやブラインドとの間に熱がこもる
  3. 冷暖房の風がガラスに直接あたっている
  4. ガラスの状態が悪い

自宅や職場で、熱割れにつながる要因がないか確認してみましょう。

原因1.部分的に日陰ができている

熱割れの原因でいちばん多いのはこのケースです。

直射日光があたっている部分と日陰の部分で温度差が生じ、熱割れが起こりやすくなります。

隣の建物で日陰ができるなど、調整が難しいケースもあるとは思いますが、なるべく均等に日光が当たるように窓周りのものを片づけるなど工夫してみましょう。

原因2.カーテンやブラインドとの間に熱がこもる

室内への断熱性を高めるためにカーテンやブラインドを使用する場合、遮断した日光はガラスに反射します。

すると、カーテンやブラインドとガラスの間に熱がこもり、ガラスの温度が上昇します。

結果的に室内と室外で温度差が生まれ、熱割れしやすくなります。

なるべく、ガラスとカーテンを密着させないようにしたり、レースのカーテンを挟むなど、熱がこもらないように工夫しましょう。

もうひとつ原因となるのが、遮熱効果のあるフィルムやシールを使用した場合です。

遮熱フィルムが日差しを吸収するとガラスにも熱がこもり、膨張して熱割れしてしまいます。

特に網入りガラスには遮熱製品は貼らないようにしましょう。

原因3.冷暖房の風がガラスに直接あたっている

冷暖房の風が直接ガラスにあたると、風があたっている部分とあたっていない部分で温度差が生じ、熱割れしやすくなります。

冷暖房の風向きを調整し、直接風がガラスにあたらないようにしましょう。

原因4.ガラスの状態が悪い

ガラスが設置されている場所に問題なくても、ガラスの状態が悪いと熱割れを起こすことがあります。

例えば、ガラスを取り付ける段階で不具合があったり、長年日光や雨にさらされて劣化している場合です。

特に劣化している場合、わずかな傷からヒビが入り、結果的に熱割れにつながることがあります。

古くなったガラスは早めに修理や交換をおこないましょう。

ガラスの修理や交換は当サイト「ガラス110番」にご相談ください。

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熱割れを防ぐための6つの方法

ガラスの熱割れ対策は、自分でできる方法と業者に依頼する方法があります。

ガラスの場所や状態を考慮して、適した方法で対策をとりましょう。

自分でできる熱割れ対策

まずは自分でできる対策をご紹介します。

どの方法も簡単なので、今すぐ実行できます。

できることから取り入れていきましょう。

家具などをガラスに近づけない

家具などをガラスの近くに配置すると、熱の逃げ場がなくなってガラスに熱がこもりやすくなります。

熱のこもったガラスは熱割れを起こしやすくなるので、家具の配置には注意しましょう。

また、色の濃いカーテンでも同じ現象が起こります。

日当たりのよい場所の窓に取り付けるカーテンは濃い色を選ばないよう注意しましょう。

冷暖房の風を直接ガラスにあてない

冷暖房の風が直接あたる場所はその部分だけ温度差が大きくなります。

エアコンの風向きを調整するか、遮蔽物を間に置くなどして、風が直接あたらないようにしましょう。

ガラスに影を落とさない

物干しがわりにカーテンレールを使用するなどして、窓ガラスの一部が影に入ることがあります。

光や熱のあたり具合でガラス表面の温度は異なり、同じガラス内で温度差が生じます。

温度差による熱割れを防ぐために、ガラスに影を落とすものの使用は控えましょう。

ガラス屋に頼む熱割れ対策

続いてガラス業者に依頼する対策です。

業者を探す手間や費用はかかりますが、ガラスの状態を確認しながら作業してもらえるので、確実に必要な対策をとることができます。

以下で具体的な対策内容をご紹介します。

グレージングチャンネルの取り換え

グレチャン

グレージングチャンネル(以下グレチャン)とは、窓ガラスとサッシを固定するゴムパッキンです。

グレチャンが劣化するとゆるんだり弾力が落ちたりして、ガラスの熱膨張に耐えることができなくなるので、新しいものに取り換える必要があります。

グレチャンに黒い斑点ができたり、浮いてきたりしているのに気付いたら、早めに取り換えを依頼しましょう。

網の入っていない耐熱強化ガラスへ交換してもらう

網入りガラスは熱割れしやすいガラスです。

防火性はほしいけれど熱割れも防ぎたいという方は、耐熱強化ガラスに交換しましょう。

耐熱強化ガラスでも、網入りガラスと同等の性能を持ったものがあります。

熱割れ防止にガラスの種類を変えるのも有効な方法として覚えておくとよいでしょう。

割れたガラスはすみやかに交換してもらう

網入りガラスが割れてしまった場合はすみやかに新しいガラスに交換しましょう。

割れたガラスやヒビの入ったガラスをそのまま使用するのは、ちょっとした刺激でヒビが大きくなるおそれがあるため危険です。

可能な限り早めの対策をとりましょう。

窓ガラスは家や職場に必要不可欠なものです。

しかし、ガラスの種類や状態によっては、自分で対策をおこなうだけでは熱割れを防ぎきれないこともあります。

ガラスのある場所で安全に過ごせるように、小さなヒビや熱割れでも早めの対策をおこないましょう。

修理交換、熱割れ対策を業者に依頼する際は、ぜひ当サイト「ガラス110番」にご相談ください。

ガラス業者は得意な作業やよく扱っているガラスの種類が異なります。

その点ガラス110番は全国に加盟店があるので、あなたにぴったりな業者をご紹介できます。

もちろん網入りガラスの熱割れ修理が得意な業者もご紹介可能です。

無料現地調査・お見積り(※)もおこなっているので、料金が気になる方もお気軽にお問い合わせください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。

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